メイド・イン・ジャパンの誇り
日本における眼鏡製造の黄金時代に培われた高度な技術を、何代にも亘り継承してきた日本が誇る眼鏡工場。この素晴らしいパートナーの協力のもと、ジャック・マリー・マージュの眼鏡は製造されている。ジャック・マリー・マージュのフレームの特徴である、独特の色合い、ボリューム感のある立体的なフォルム、細やかな装飾、そのすべてを細部にわたり完璧に仕上げるために、いくつもの複雑な製造過程を経て作られている。伝統的な技術と最新のテクノロジーを組み合わせ、手作業により一つ一つ作り、組み上げられたフレームは、世界最高峰のアイウェアといっても過言ではない。
ジャック・マリー・マージュ アイウェア その技巧と作り込み
卓越した芸術性と匠の技術を駆使した、その300ステップもの製造過程の中で、100を超える職人の手によって、ジャック・マリー・マージュのフレームは作り上げられている。
ジャック・マリー・マージュのフレームのすべてのパーツは、収集価値が見いだせるような最高峰の製品とすべく、コンセプトづくりから完成まで、すべての制作フェーズを通して、注意深く考え抜かれている。完成までに100以上の手に触れられていることは、最高の品質管理の証明である。 20を超えるフィッティング仕様の確認を含めた、非常に厳しい品質チェックは、いかなる製造不良をも排除している。 最高レベルの製造プロセスを経て作られ、非常に厳しいテスト基準をクリアした、ジャック・マリー・マージュの製品は、長年にわたって使い続けられるアイウェアなのだ。
ARROWHEAD アローヘッド
ジャック・マリー・マージュの代表的な装飾である、カスタムの矢じり型の装飾は、人類の文明化の過程で使用された矢というものが持つ、タイムレスなクオリティーへの迎合から生まれた。スターリングシルバーもしくは18Kゴールドコーティングで仕上げられている。
CUSTOM RIVETS カスタムリベット
乗馬の拍車をモチーフにデザインされた、カスタムの10Kゴールドやスターリングシルバー製のリベットがテンプルを飾る。
CUSTOM ARROWHEAD HINGE カスタムアローヘッドヒンジ
ジャック・マリー・マージュのシグニチャーとなっている矢じりを模したカスタムヒンジ。実際に採用されているアイウェアヒンジとして最高レベルの構造となっている。
MONOBLOCK HINGE 一体鋳造型ヒンジ
一体鋳造で作製された特注のヒンジシステムは、フロントパーツとテンプルを堅牢につないでいる。
CROWN LOGO クラウンロゴ
フレームの様々な場所に記されているクラウンロゴは、フランス第一帝政であるナポレオンの時代からインスピレーションを得てデザインされた。
DOME LOGO ドームロゴ
フレームの内側に施されているドーム型のメタル製ロゴは、ナポレオンが統治していたフランス第一帝政時代のカメオのような作りを採用した紋章飾である。
CUSTOM NOSEPADS カスタムノーズパッド
このベータチタニウムのノーズパッドは人間工学に基づいてデザインされており、浅く彫られたラインがグリップ力を高めている。表面にJMMのロゴが彫られている。
TEMPLE TIPS テンプルチップ
テンプルチップにみられる、テールランプから着想を得てデザインされたアールデコ調の飾り。ヘアラインの彫刻が施されており、シグニチャーカラーであるバーガンディーのエナメルが手作業で塗装されている。
SERIAL NUMBERS シリアルナンバー
ジャック・マリー・マージュのフレームは、すべて少量限定生産である。サングラスとオプティカルフレームの合計生産数量とシリアル番号がフレームの一つ一つに刻印されている。
和
フレームに記されているこの”和”というシンボルには、フレームを製造した日本の職人への尊敬の念が込められている。
素材：セルロースアセテート
ジャック・マリー・マージュのフレームのコアとなる素材は、最上級のプレミアムセルロースアセテートである。 セルロースアセテートは、ナチュラルコットンファイバーや木材パルプから作られた、再生可能な非石油系・植物ベースの低アレルゲンプラスチックである。カスタムで作られるジャック・マリー・マージュのアセテートは非常に長い伝統と歴史を持つ、日本のタキロン・ローランド社の工場で生産されている。
セルロースアセテートとは
ジャック・マリー・マージュのフレームには、主にコットンファイバーや木材パルプから抽出されるナチュラルセルロースを精製して作られた、プレミアムセルロースアセテートが使用されている。
1838年、 Anselme Payenにより発見されたこの再生可能な素材は、合成ポリマーとの物理的・科学的性質の違いから、注目を集めた。1865年にフランス人科学者の Paul Schützenberger によって、無水酢酸と反応させることによりセルロースアセテートを生成できることが発見され、バイオポリマーは映画フィルムやテキスタイルに使用されるようになった。そして194０年後半ごろ、衝撃や温度に弱い合成プラスチックに代わり、アイウェアの素材として使用されるようになった。
ジャック・マリー・マージュのセルロートアセテート
ジャック・マリー・マージュのアセテートは、日本のアイウェア素材メーカーとして非常に長い歴史を誇るタキロン・ローランド社にて生産されている。
ジャック・マリー・マージュのカスタムアセテート生地は非常に複雑で根気のいる作業を経て製造されている。単色のアセテート生地を型出しするまでに6週間、そして単色のシートを複数張り合わせるラミネート加工を経て、オリジナルカラーコンビネーションの生地が仕上がるまでには8週間を要する。
最新技術と伝統の職人技術を駆使し、そのアセテート生地を切り出し、削り、磨き、そして、最高品質のアイウェアへと作り上げられるのだ。
セルロースアセテートへのこだわり
セルロースアセテートの独特な性質は、プレミアムアイウェアを作るのに非常に適している。その高い透明度は独自の美しい色合いを作ることを可能にし、加工の容易さは立体的なフレームを作るのに好都合である。低アレルゲン性や、様々な化学物質への耐久性といった特性も、肌に優しく実用性に優れたアイウェアの素材として適している。さらに、セルロースアセテートは、非石油系で再生可能な素材であり、プラスチックごみを増やすことなく、アイウェアを作ることができる。強く柔軟性に富み、長く使い続けられる耐久性の高い素材を使うことにより、大切なコレクションとして、次の世代に引き継いでいくことができるのだ。